『往生要集』『十王と十三仏』と続いた小栗栖先生の「地獄絵の世界」シリーズ、いよいよ最終回の『家社会の地獄絵』を迎えます。

 

ここまで、日本人の中でどのように「地獄」が構成されていったのか、その地獄の構造やシステムはどうなっているのか、地獄という存在の役割や先祖供養の在り方など、非常に興味深いテーマをわかりやすくかつ明快に語ってくださいました。

 

三十三回に至る追善供養の形式は、基本的に現代社会に受け継がれています。

ところが、社会の進展は村の自立を促し、また、庶民に「家」という意識を広範に成立させました。１５世の頃のことです。

 

この「家」は、家名、家業、家産を受け継ぐ母体となるものでした。

「家」意識の確率は、新たな地獄観の創造を助長し、この時期に成立した地獄観が現代社会に受け継がれていくことになります。

 

オンラインまたは会場でオフラインのご参加をお待ちしています。

参加希望の方は、本トピックにコメントをするか、直接メッセージでお知らせください。

 

はりまびと語る！！－地獄絵の世界３・『家社会の地獄絵』

 

講師：小栗栖健治博士　播磨学研究所所長

日時：２０２３年１１月２５日(土)　１４：００～１６：００

会場：みんなの秘密基地・ライブラリカフェ

定員：８名

会費：１，０００円　資料代・お茶代など